にい
バン!!ごっ!!
「い゛っ!!?」
「あ゛?」
突然開いたドアが僕の頭に直撃。
「…誰だてめぇ」
「…いってぇな…今期の生徒会はこんなのばっかりかよ…」
ぶつかったのに謝りもしないやつとは口きかねぇしー
そんなことを思いながらもう総員無視でぼそっと吐き捨て出ていく。
「おいっ!」
「あ、待てよ暦!」
「待ちなさい!」
誰が待つか。庶務君ごめんね煩くてー。そのた三名も。
そのまま一年ほど会ってないクラスメートがいる教室にむかった僕は少々緊張しつつがらりとドアを開けた(何度も言うが今は授業中。)
…にしてもあのモジャ、なんで生徒会室にいたんだろうか。
「…久々登場、志月くんでーす」
いつものように怠いテンションでそう言ってみた。
「え、志月!!?」
「暦ぃ!!!?」
突然の僕の登場にクラス中が騒ぎ出した。…そして、笑顔でこう言った。
「…いくよ?せーの!」
「「「「おかえり、志月(暦)!!」」」」
わざわざ声を揃えて言うクラスメート。ちょうど担当だった先生も頭を撫でた。
なんでみんな撫でるんだよ!!
あまりに照れ臭いことをされたので視線を反らしてしかめっつらになる。…これは僕の癖だ。
「〜!!」
「かっかわっ…!!」
「うぐっ…」
なんだどうしたクラスメート達よ…