にじゅう
それからコンビニを出て、二人並んで歩く。(買った物はいーんちょが全部持っちゃった。)
「……ふぇっ、くしょ!」
「…ちゃんと頭拭かないから…風邪引くよ?」
そういって買物袋を置いて、僕の肩にかけてあったタオルでこしこし優しく拭き始める。
「……くぁ……。」
いーんちょが優しく頭を拭くもんだから、眠くなって欠伸が出た。
「ふ、眠い?」
くす、と笑って聞いてきた。
「…んー。……も、部屋戻る……」
「はいはい、じゃ、いくよ?」
くい、と手を引いて買物袋を片手に部屋へ向かういーんちょ。
気が付けば、次の日の早朝。
「…あれ、いーんちょ……」
と、ふと目に入ったサイドテーブルにメモが。
暦へ
寝ながら歩いてたから、着替えさせて運んどいたよ。
あと、買ったものは冷蔵庫と棚の中にあるからね。
P.S
柔肌だったね☆
「え、いーんちょのキャラ……。」
……何も見なかった、うん。