じゅうきゅう







それからしばらくのんびりしてから、お風呂に入って部屋でごろごろしてた。
あ、三人部屋だからそれなり狭いらしいけど広いよ。うん……


「あー疲れ(ぐぅううう…)…たー…」


疲れたけどお腹空いてもうた…

「……お腹、空いたんです、か?」

「…うむ。……夜は別に班行動じゃないよね?」

「あぁ、まあ。」

「…んじゃコンビニいってくるーん」

「いってらっしゃい。(先輩のキャラわかんねー…)」













「きょーはなんのひっふっふー♪」

某曲を口ずさみながらコンビニと言う名のスーパー第二号(一号は学校の。)に着いた。

入り口にある籠を取り、まだ雫の滴る髪を拭きながら歩いていく。



「……あ、Oh!ざっくじゃないか。…買ってこ。」

適当にがさがさ籠に入れて歩いていると、見覚えのある後ろ姿。


「……えーい。」

げしっと膝カックンをけしかける。

「!?…あぁ、暦。…どうしたの、お腹すいた?」

「…ん。」

あまぁい顔で子供をあやすかのように頭をぽんぽんしてくる。
これが好きなのです実は。


「これで終わり?」

「…ん。…もういいかな。」

「そ。」


そういってひょい、と籠を取られてすたすたレジまで行った。

「…え、あ、ちょちょちょ…!」

「おごりおごり。」

またあまぁい顔で笑って買ってしまった。




←前 | 次→
20/26
Back
TOP
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -