じゅうきゅう
それからしばらくのんびりしてから、お風呂に入って部屋でごろごろしてた。
あ、三人部屋だからそれなり狭いらしいけど広いよ。うん……
「あー疲れ(ぐぅううう…)…たー…」
疲れたけどお腹空いてもうた…
「……お腹、空いたんです、か?」
「…うむ。……夜は別に班行動じゃないよね?」
「あぁ、まあ。」
「…んじゃコンビニいってくるーん」
「いってらっしゃい。(先輩のキャラわかんねー…)」
「きょーはなんのひっふっふー♪」
某曲を口ずさみながらコンビニと言う名のスーパー第二号(一号は学校の。)に着いた。
入り口にある籠を取り、まだ雫の滴る髪を拭きながら歩いていく。
「……あ、Oh!ざっくじゃないか。…買ってこ。」
適当にがさがさ籠に入れて歩いていると、見覚えのある後ろ姿。
「……えーい。」
げしっと膝カックンをけしかける。
「!?…あぁ、暦。…どうしたの、お腹すいた?」
「…ん。」
あまぁい顔で子供をあやすかのように頭をぽんぽんしてくる。
これが好きなのです実は。
「これで終わり?」
「…ん。…もういいかな。」
「そ。」
そういってひょい、と籠を取られてすたすたレジまで行った。
「…え、あ、ちょちょちょ…!」
「おごりおごり。」
またあまぁい顔で笑って買ってしまった。