じゅうはち
がちゃ、と開けた医務室のドア。
「すぐに冷やしますので、少々お待ち下さい。」
「…あ、いえ。大丈夫ですよー。…火傷はしてないです。」
そういって着ていたシャツを脱いだ。
「「Σ!!!」」
そしたらほんとまじで音速かって位の早さでシャツを着せられた。
「わっ、わかりましたからどうか脱ぐのだけは……」
「…そう言われると、脱ぎたくなる…」
再びシャツに手をかけると、もんのすごいひっっっっくい声で
「……先輩?」
と佐竹君。怖すぎて諦めた。
それからウェイターさんがレストランからおにぎりとお茶を運んで来てくれた。
「…鮭イクラ」
「はい、どうぞ。」
よくあったな鮭イクラ。
準備のいいおにぎりに感動しつつ、佐竹君から受け取る。佐竹君お母さんみたい。