にい
まあしばらくそんな茶番劇をフルシカトしてたら見事にすぐホテルにご到着です。
「……無駄金」
まじそのかねよこせ。つか貧困なひとに寄付しろ寄付。
がやがやとバスから降りた生徒たちはそのままグループ毎に別れて部屋へ向かう。どうやら各自昼食を取って13:00に講堂集合らしい。…ちなみに言っておくがこのホテルも膨大すぎる敷地だ。
とりあえず畠山くんと佐竹くんと共に部屋へ向かい、荷物の整理をし始めてみた。
「…あ、の」
「…ん?」
話しかけてきたのは畠山くん。
「…昼食、」
「…あぁ、僕はまだこれやってるから行ってきていいよー。」
「…グループで、動かないと…」
「…んー?(ちっめんどくせぇルールだな。誰が生徒会と食うかよ)昼食くらい多少やぶったって問題ないよ。ほらいっといでー」
「…は、い…」
…さて。僕はお弁当があるんだな☆(いつ用意したとか言わないの☆)
がさがさと弁当を取り出していると、隣から良い香り。
「…あれ?佐竹くんも、お弁当?」
「…はい。」
多少びくびくしながらも答えてくれた佐竹くん。
「…こんなところまで来てお弁当とは…おぬし、気が合うのう!」
「何キャラですか」
素晴らしいツッコミ。…佐竹くん、数ページ前の言葉は前言撤回だ。
…打ち解けちゃったよおい。