なな
憂鬱な毎日はのらりくらりとすぎてゆくもので。
「…(鬱だ、しのう。)」
そんな事を考えはじめた三日前。遂に部屋を変える事も出来ずに一週間が過ぎて、あっとゆうまに新歓の日。
基本孤独主義な僕にとって団体行動などただの苦痛でしか無いわけで。
「(行きたくない行きたくない。まずメンバーがない。鬱すぎる…)」
でも出ないと成績が…
……よし、行くかー…
それからのそりと起き上がり、のんびり着替えて部屋を出る。それから玄関前まで歩いて集合場所まで歩いて行った。
ざわざわと騒ぎ立っている生徒。………僕が来たことによって。そりゃそうか。一年もいなかったんだから知らない奴もいるしねー
『はいみなさん静かにしてくださいね?』
スピーカーから聞こえただいっきらいな声。………副会長だ。
途端に異常な黄土色の声。
空…屋上を見ると、生徒会全員が揃っていた。