地獄で永遠の愛を誓いましょう
「銀そろそろ時間だ。」
ちょっとだけ力をこめて押した身体からは甘い甘い毒の臭いがする。
いつ俺はこの毒に犯されたのだろう?とふと思う。
あの時刃を向けた時だろうか?
死んだ魚の目をしたあいつの目が一瞬合わさった時に輝いたからだろうか?
こんな関係いつ壊れても可笑しくない。
でも引かれあってお互いを求めあい嘘の愛を囁く。
「ねぇ、今度はどこまで追いかけてくれるの?」
黙ったままだった銀時が俺を抱きしめ直し耳元に囁く。
つい先程まで俺達は追いかけあっていた。
理由なんざ忘れた。
でも俺はひたすらに銀を追いかけていた。
だが突然に路地裏に引っ張られていたのだ。
「そーだな…地獄まで。」
いつしか、嘘の愛は本当の愛に変わり果てていた。
「ならちゃんと見失わないでね?地獄で俺達は本当の恋人になれるんだから。」
「分かってる。もう戻らねぇと。地獄で待ってろよ。」
某日、杜鵑草(ホトトギス)がたくさん咲く場所で坂田銀時と土方十四郎の遺体が見つかった。
二人は手を繋ぎ眠るように静かに死んでいた。
杜鵑草
花言葉:永遠にあなたのもの
End
遅くなったけど1周年おめでとう(*^^*)
どろっどろの銀土ではなくなってしまったよ…
しかも死ネタになってしまったし(^-^;
まっ楽しんで(?)くれたら幸いさ
★お礼
ふぎゃあああ!美しい!美しすぎる!死ネタでありながらこんな美しさって有りなのか?!
俺も一緒にタヒなせてくれ!←
お前らのイチャコラっぷりを地獄の果てまで追いかけるぜ!オタクナメンナヨ!!!←
こんな素敵な作品…本当にに有難うございました!
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