無題
決まり通りに俺と香川は7月7日だけの短い時間を過ごした。過ごしたはずだ…。
―また明日―と言われたが次に会えるのは来年の7月7日。明日に会えるはずがない。
機織りなんてめんどくせーこともせずに俺はベッドの上で香川のことばかり考えていた。離れ離れにしたところで余計に仕事なんてしたくなくなるのに…。
その時扉を叩く音がした。まさか…と思いつつ扉を開けると大好きな人が昨日久しぶりに会った香川がいた。

「なっなんで…?まだ来年の7月じゃねぇーんんだぞ!?」

うつむく俺を優しく抱きしめる香川。

「会いたいから…それじゃだめか?」

「でっでも…お父様に…。」

父は俺の恋愛事についていつもうるさいのだ。

「心配ない。和泉さんには許してもらった。」

「じゃ、じゃあ!?」

「あぁ…。」

自然と香川が俺を抱きしめる力が強くなる。
やっと…やっと俺たちはいつもどんな時でも一緒にいられる。ぽろぽろと涙がこぼれる。

「愛してる。」

「俺も…愛してる///。」

こうし彦星と織姫は幸せに暮らしましたとさ。おしまい



★お礼

七夕万歳!
北見が可愛すぎる!香川、お前は幸せ者だな…。
つかお父様が和泉…(>∀<*
しかも実はこれ、絵付きで貰ったんですよ。そっちも可愛かったんで、載せたかったんだけど…お許しをもらってないんで文だけ自慢する←
いいだろう、へへ〜ん!←


[戻る]
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -