無題
「計画が失敗した理由?んなもん…お前を愛しちまったからだよ。」
そう言うとお前は泣きそうな顔をして抱きついてきた。
せっかくのキレイな服が血で汚れるじゃねぇか。押しかえそうとしたらよけいに強く抱きしめやがる。
なぁ…お前なんで泣いてんの?俺はお前を殺そうとしていた男だぜ?
「荊軻のバカ!何で…どうして!?我だってお主を…荊軻を愛してたのに!!!!」
時が止まった。俺は死にかけなのに今一番幸せ者だ。
「…俺…も…愛し…て…る。」
最期に見たのは愛する者のキレイな泣き顔だった。
★お礼
捏造で荊軻×政(後の始皇帝)を書いてくれました!ただしまつりさんの捏造で(実は緋桐も荊軻や政を捏造しているのだ!)。
うう〜ん、いい!短くても萌える文章を書けるのがまつりさんの凄いところだよね。政可愛い。
是非ともまた書いてください。そんでは有難うございました!
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