鶫にご馳走になったあとは僕はそのまま帰路についた。


鶫は意気揚々として桃くんを育てることを決意したらしい。あいつには兄弟もいないし、両親も遅くまで仕事だしで一人ぼっちのことが多かったからな。きっと一緒にいてくれるやつができて嬉しかったんだと思う。僕はキウイも姉ちゃんもごめんだけどね。性悪キウイにだらだら姉ちゃん。あんなやつらいないほうが平穏だ。まあ、だからと言ってあいつらがいて楽しくないってわけじゃあないけど…。

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