かつて、世界は“狂気(ノア)”という名の大混乱に見舞われた。
人々が殺し合い、奪い合い、世界は急速に滅びの道へと歩んでいった。
それを収束させたのが、今、創造の神とされるアトゥムとイシス。
彼らが確立した人間復活の魔法“再臨(アセト)”は、世界を滅亡の危機から救い、名もなき世界にアトゥム、形成された大陸国家にイシスの名を与えた。
そして、彼らは、二度と“狂気”が起こらないように、七つの大罪を取り決める。
一つ、人を殺めてはならない。
一つ、財を占有してはならない。
一つ、過信してはならない。
一つ、国の為に忠義を尽くさねばならない。
一つ、家族は助け合わなければならない。
一つ、死んだ者の復活を望んではならない。
この七つの大罪は、世界で最も憎むべき罪とされ、以来、“再臨”は禁忌の法となり、今も王墓の間に封印されている。
<ラヌス教 経典 冒頭より抜粋>
〔2012.04.01 Song by CONNECT 『あの雲を追って』〕
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