寅誕生日記念SS | ナノ

なんでもない日々の中で


乳白色なお湯を両手ですくい上げれば、ぱしゃりと小さな水音が浴室内に響いた。
ふう、と短い息を吐いて手足を伸ばす。

窓に叩き付ける雨は一向に弱まりそうも無かった。

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