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2011,12,30妄想【りったんのフェチ】注:若干大人向け


小さな音を立ててキスを落とせば、細い肩がピクリと揺れる。

俺の腕の中で、まだ体を固くしたままの撫子。
いつまでたってもこういうことに慣れないこいつは、時々腹が立つくらい可愛いと思う。

「………いいか?」
「………………。」

サラリとした長い髪に顔を埋めて問うと、撫子は少しだけ体を震わせながら無言で頷いた。

輪郭を舌先でなぞるように何度も往復させて。
こり、とした軟骨を唇で食んで。
柔らかくて滑らかな場所を口に含んで舌で転がして。
時々軽く噛み付いて。

零されていた浅いため息は、どんどん甘く熱く変化していく。

「ぁ……、は、あ……。」

吐息に高い声が混じる頃には、ひんやりと冷たかったそこも焼けるように熱を持っていた。

「……気持ちいいんだ?」
「んんっ…!」

低く呟けば大きく震えた身体。
忙しなく呼吸を繰り返す撫子をそっと抱きしめて、そして自分自身の呼吸も荒いことを知る。

刷り合わさる膝に、もっと先を求めているのが分かったけど、もう少しだけ。

また舌を滑らせて、今度はもっと奥まで。

「はっあ……!りいちろっ……。」

いつも素直じゃないお前から返ってくる正直な反応が、愛しくて、愛しくて。
もし許されるならば、いつまでもこうして舐めていたい。

お前の小さくて滑らかな耳が堪らない。
俺のフェティシズム。




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