円短編改造計画 | ナノ

like a mirror


お互いに大好きだって叫ぶみたいな喧嘩をして。
お互いに振り回されてるんだって仲直りをした。

円と私はいつもそんなふう。





―――4月11日。昼下がり。


「で、私は何をすればいいのかしら?」

円の部屋へ足を踏み入れて早々に、私は仁王立ちに腕組みという体制で彼に問う。

「………は?」

二人分のアイスティーを持った円が、紫水晶の瞳をぱちぱちと瞬かせた。



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