その後、和泉を問い詰めると
どうやら一月に食べている、お菓子の量が半端無いらしく
それにキレた土方が、和泉にお菓子購入禁止令を発令
和泉は猛反発し、今に至る――と言う
『……………』
これを聞いた青葉は絶句、暫くして我に返ると
『阿呆か、てめぇはぁ!!!』
「いったぁー!!!!」
スパコンッと軽快な音と共に、和泉へハリセンを盛大にかました
「酷いよ!!鈴々音姉っ!!!」
『酷いじゃねぇ!何だ、その量は!?有り得ないだろ!』
「だって食べたいんだもんっ!!!」
『このド阿呆がっ!!!』
反省の色が全く見えない和泉に、青葉はブチキレ
結果
和泉は正座のまま、三時間説教を受けた
「………うぅ………」
『お前、その癖どーにか治せ』
三時間もの説教後
和泉は足の痺れと、説教の疲れでぐったり
対する青葉は通常業務に戻っていた
「ってもさぁ…」
『お前、何れは土方と所帯持つんだろ?そんなんだと、家計はあっという間に火の車になるぜ?』
「し、し、し、所帯ぃぃぃ!!??」
青葉の言葉に、火がついた様に和泉は顔を真っ赤に染める
その反応に、彼女は目を瞬かせた
『…何だお前等、まだ夫婦になってねぇのか』
「まだ早いぃぃ!!!!」
顔を更に真っ赤にしながら、絶叫する和泉を横目に、青葉は内心呟く
『(なっても可笑しくねぇんだが…こればかりは本人達次第だしな。まぁ【向こう】の土方は女々しいから仕方無い…あ、乙男だったか?)』
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