『…懲りねぇよな…』

「総司に言ってよ!青葉兄っ!」

「まぁまぁ和泉さん…」



只今屯所女子三人組

青葉の休憩を見計らって、穏やか(?)にお茶の真っ最中



「ねぇねぇ青葉兄」

『ん?』



部屋の入口、風下付近で青葉は白煙を吐き出す

彼女は歳相応の前以外、煙管の煙を吸わせない様に心掛けていた



「何かさー、青葉兄ってまるで戦国武将みたい」

『そう見えるか?』



煙管をたばこ盆の上に置き、ニヤリと不敵な笑みを浮かべる青葉

和泉は満面の笑みで頷いた



「うん!まるで伊達 政宗様みたい!これで婆裟羅技使えれば尚凄いんだけど…って青葉兄には分からない、かぁ」

『………さぁて。どうだろう、な?』

「What!?青葉兄!?」



返答を濁す彼女に、和泉は目を丸くする


不意に青葉が立ち上がった

それに続き、和泉も表情が真剣味を帯びる



『和泉も気付いたか』

「青葉兄より遅いけど、てか早過ぎ」

『悪ぃな、気配読むのは十八番でな…

何時まで隠れている気だ、風間 千景?




すると屯所の木影から、風間が罰の悪そうに姿を現した



「か、風間さん!?」

「う、わ!?こっちでもしつこいんだねー」



表情を歪め、和泉は嫌そうに吐き捨てた



『…て事は和泉の方もか』

「Yes!もーしつこいってもんじゃないよ!?」

『…空間は違えど、やる事変わってねぇんかい…。

で、今回の目的は何だ?』



鋭い目付きで風間を睨む青葉

と、同時に。彼女から発する膨大な殺気

これに和泉も目を見開いた



「……すげっ……」


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