――今日の授業はここまで」


『「ありがとうございました」』


祓魔塾での授業を終え、塾生が散りはじめた頃、


「‥‥そういえば、奥村燐。お前は残っていろ」


「ちぇ、わかってまーす‥‥」


ネイガウス先生に声を掛けられている燐


『え?なんで燐だけ残るの?』


燐にそう声を掛けると


「陸都!?えーっと‥‥」


「奥村燐は、この間の試験の出来が悪かったからしばらく補習だ」


燐が答えるのを渋っていたら、近くにいたネイガウス先生が代わりに答えた


『え!?補習!?なにそれ‥‥!』


「ちょっとさ、この間の試験は寝不足で頭が回らなくて‥‥『超羨ましい!!』


「「‥‥は?」」


燐とネイガウス先生が同時に呆れたような声でハモった


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