――――‥‥
私らしくないけど、あれから私はいろいろと考えて昨夜はあまり眠れなかった
そしたら、目の前をネイガウス先生が通り過ぎていった
『‥‥!』
目があったが、なんとなく気まずくて、私はそのまま逃げ出した
――が、
あっさり捕まった‥‥
「‥‥何かあったのか?」
私は、何も言わずに黙っていたら‥‥
「陸都が大人しいと気持ち悪いな」
『はい!?』
いきなりなんて失礼な‥‥!
私はネイガウス先生を若干睨むように見ると、ネイガウス先生は私を離して、
「今度はお前が俺を追いかけてみるか?」
と、いたずらっぽい笑顔を浮かべるネイガウス先生がなんだかかわいくて、私も笑みがこぼれた
『‥‥いいんですか?先生のことすぐに捕まえちゃうよ?』
「フッ‥‥、やれるものならやってみろ」
――あぁ、私、なんか馬鹿みたい
悩むことなんかなかったじゃないか
ただ、この時がずっと続けば‥‥
私はそれだけで十分に幸せだということに今、気づいた
――でも、いつかきっと
『絶対捕まえてやる!』
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