――数日前


祓魔塾での授業を終え、教室を後にしようとしたら後ろから声をかけられた



「やぁ、陸都ちゃん。またこれから先生と追いかけっこ?」

『志摩?』



にやにやしながら、志摩が話しかけてきた



「毎日、陸都ちゃんと追いかけっこできるネイガウス先生が羨ましいわぁ〜。ホンマ、ラブラブですよねぇお二人さん」

『なっ‥‥!そんなんじゃないよ!』

「またまた〜。そんなことゆうても、顔真っ赤やで陸都ちゃん?」

『!!』

「かわええなぁ〜。ホンマ、ネイガウス先生のこと好‥‥ごふっ!?」



私は、志摩が持っていた教科書を取り上げて顔面に叩きつけた



『バーカ!』



そう言い残して、教室を出た



――確かに私はネイガウス先生が好きだ



先生としてじゃなくて、異性として‥‥


でも、先生と生徒だし、年も離れているし‥‥

告白なんてできる訳がない


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