陸都の顔が一気に紅潮する
そんな陸都の顔を見て俺は驚いた
――なんだ、そんな表情もできるのか
「クックッ‥‥。こうしていれば、お前もかわいいもんだな」
『え!?な、なに言ってんだ!てか、はっ‥‥離せよ!』
そう言われて、とりあえず素直に陸都を離す
『1回捕まえたくらいで、調子に乗るなよ!?』
そう言い残して、陸都は逃げて行った
いつものように身軽な走りだが、いつもと違うところがあった
それは、今まで笑いながら走ってていた陸都が、今日は顔を真っ赤にしたまま走っていったこと
――これからの日課は、少し楽しくなりそうだな
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