(2/8)

「鈴々音に贈り物をしたいだぁ?」

「「はいっ!/おうっ!」」



二人が土方の自室を訪れた理由


実姉と慕う青葉に贈り物をしたいと、相談する為だった



「#name3#姉にはいつも世話になってるしな?」

「日頃の御礼がしたくてね!」



顔を向き合って笑い合う平助と千鶴に、土方は苦笑を浮かべた



「んで。俺に相談ってか?」

「土方さんなら、何か知ってるかなーって」

「何か手掛かりだけでも良いんです!」



真剣な表情の二人に、土方は手を休めて考え込む

しばし思考した後、土方は口を開いた



「………お前ら、羅宇屋(らうや)探してこい」

「「羅宇屋?」」



土方の言葉に、二人は首を傾げる



「煙管の清掃・修理を専門とする職の奴を羅宇屋っうんだ。最近煙管の吸い込みが、悪くなったってたからな」

「#name3#姉、煙管吸うんだ…」

「知らなかった…」



意外な事実に目を瞬かせる二人


それに土方は笑みを漏らす



「あいつ滅多に人前じゃ、吸わない様にしてるみてぇだからな。

羅宇屋は道具を背負って行商するが、こいつは江戸近辺だけだ。

上方(関西)の羅宇屋は俺も見た事はねぇが、江戸とは少しやり方が違ぇらしい。ともかく探してくりゃ良い」


「「はいっ!!」」


mae tugi





×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -