てな訳で
急遽、土方対青葉が決定
その対戦を見逃すまいと、幹部達や隊士達がこぞって観戦に来た
『……物好きな奴らめ……』
「でも隊長、本当に良いの?」
「……危ない…土方が…」
青葉の側には、特務隊でお馴染みの佐助と小太郎
しかし彼らの心配は己の隊長ではなく、土方の身
「…隊長が本気で殺ったら、土方の旦那生きて帰ってこれないからねぇ」
「……土方、無謀…」
『……佐助、変換違うから。小太郎、言い過ぎ』
言いたい放題の二人に、青葉も嘆息を漏らす
『…ま、今回は木刀だし。【アレ】を使う程じゃないよ』
「「……早く終わる?」」
同時に聞いてきた二人に、青葉はつい視線を逸らす
『……ぶっちゃけ、長引く』
不意に道場内に歓声が沸く
土方が現れたからだ
道場の中心で互いに向かい合った二人は、激しい火花を散らす
「では清々堂々勝負するように。
土方歳三 対 青葉紫苑…試合 開始!」
mae tugi
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