そんなこんなで昼
「おぉっ!!」
広間に並べられた膳を見て、驚嘆する幹部一同と千鶴
『まぁ…食える程度にはなったろ』
そう言いつつ、襷を外す青葉
部屋の隅で土方がへばっていた
「うんめぇー!」
「トシ、美味いぞっ!」
「土方さん、美味しいですっ!」
料理に手を付けた皆が舌鼓を打つ
これに土方は照れているのか、そっぽを向く
「これは見事だねぇ…青葉君、ご苦労様」
『いやいや…次は平助な』
「えっ?俺っ!?」
いきなりの指名に驚く平助
『あのな…俺の兄貴さえ、料理が作れたんだぜ?仮に嫁さん貰って、その嫁さんが倒れでもしたら飯は?男も勝手場立ちやがれ』
彼女の言葉に言葉を失う、幹部料理下手組
料理が出来る井上と斎藤、千鶴は苦笑
『てな訳で料理指導は続くからな…
……てめぇら覚悟しやがれ?』
不敵な笑みを浮かべる青葉に、料理下手組は表情を引き攣らせた
mae tugi
←