(5/7)


数日後――

青葉に告白した女子、百合が再び屯所を訪れた



「青葉様、お返事を頂けるとは誠ですか?」



目を輝かせて彼女は、青葉を見上げる



『あ、あぁ…。済まないな、待たせてしまって』

「いえ、とんでもありませんわ!青葉様の為でしたら、いつまでもお待ち致しますっ!」

『そ、そうか…』



彼女の気迫に、流石の青葉もたじたじ

その光景を影から眺める幹部一同と千鶴



平「うわっ…兄ちゃん、思いきり引いてね?」

左「ありゃ青葉じゃなくたって引くだろ…」

新「すんげぇ勢いだしな」

千「兄さん、顔色悪いです…」

井「大丈夫、かねぇ…」

総「大丈夫でしょ」

斎「…総司、声を抑えろ」

総「はいはい…そういえば、土方さんは?」

左「そういや、姿が見えないな…」



「……青葉様、何故ですか!?」




そこへ百合の叫び声がこだました



『もう一度言おう…君とお付き合いは出来ない』

「理由を…私が納得する理由をお教え下さいませっ!」



必死に青葉に叫ぶ百合

その瞳には涙が浮かんでいた



『理由…、か。知ってしまったら君はきっと…私を蔑むだろう……それでも、か?』


mae tugi





人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -