数日後――
青葉に告白した女子、百合が再び屯所を訪れた
「青葉様、お返事を頂けるとは誠ですか?」
目を輝かせて彼女は、青葉を見上げる
『あ、あぁ…。済まないな、待たせてしまって』
「いえ、とんでもありませんわ!青葉様の為でしたら、いつまでもお待ち致しますっ!」
『そ、そうか…』
彼女の気迫に、流石の青葉もたじたじ
その光景を影から眺める幹部一同と千鶴
平「うわっ…兄ちゃん、思いきり引いてね?」
左「ありゃ青葉じゃなくたって引くだろ…」
新「すんげぇ勢いだしな」
千「兄さん、顔色悪いです…」
井「大丈夫、かねぇ…」
総「大丈夫でしょ」
斎「…総司、声を抑えろ」
総「はいはい…そういえば、土方さんは?」
左「そういや、姿が見えないな…」
「……青葉様、何故ですか!?」
そこへ百合の叫び声がこだました
『もう一度言おう…君とお付き合いは出来ない』
「理由を…私が納得する理由をお教え下さいませっ!」
必死に青葉に叫ぶ百合
その瞳には涙が浮かんでいた
『理由…、か。知ってしまったら君はきっと…私を蔑むだろう……それでも、か?』
mae tugi
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