実際青葉は美形だ
土方と並んでいても、引けを取らない位だ
…実際は女性なのだが…
「兄さん、自覚ありませんから…」
「しかも、全くと言っていい位」
『千鶴、平助…』
「で。結局、どうすんだよ?」
半ば投げやり気味に土方が問うと、青葉は肩を震わせた
「……おい、まさか……」
『…悪ぃ…今回何も良い手が考えつかねぇ』
ヘラリと笑う青葉に、皆がア然
「何だってー!?」
***
所変わって、青葉自室
「阿呆だろ、お前」
『返せる言葉がない…』
一旦解散となり、幹部達は各々自室に戻る事に
青葉は土方と共に、自室で今後の相談を交わしていた
『…やっぱ、バラすのは駄目だよ…な?』
「…市中に出回って良いなら言え」
『…やっぱ止めとく』
落胆する青葉に、土方は溜息を漏らす
「…ったく…手間掛けさせやがって…」
『ゔっ…』
「…鈴々音、ちと耳貸せ」
『は?』
「……………………」
土方は彼女の耳に、ある事を呟いた
青葉は聞くなり、目を見開く
『………マジ?』
「それしかねえだろ?」
『……良いの?』
「……仕方ねえだろ……」
mae tugi
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