彼の言葉に、怒鳴っていた男が青葉を凝視した
「…まさか…新選組の独眼竜!?」
『当たり』
「ひぃー!」
青葉の事を知るや否や、男達は一目散に逃げて行った
それに呆然とする女子
『…大丈夫かい?』
「………は、はい!」
青葉に声を掛けられ、女子は我に返った
『なら良かった』
満面の笑みを零す彼女に、女子は頬を赤く染めた
『俺は屯所に戻るけど、帰り気をつけな』
「は、はい!」
―回想終了―
『…………てな事があってな』
青葉から事情を聞いた幹部達は、どこか落胆していた
『え、何だよ?その反応?』
「…お前な、無駄に愛想良すぎじゃねえか?」
『な、何言い出すんだよ左之!普通だろ!?』
呆れながら左之助が言うと、青葉はどこか焦る様に口早に言う
「んにゃ、左之の言う通りだぜ」
『新八まで!?』
「青葉君は自覚ないとは思うけど、トシさんと同じ位に顔立ちが整ってるからねぇ…女子が惚れてしまうのも無理ないよ」
『…源さんまで』
mae tugi
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