政宗の私室に移動した、青葉と土方と政宗
―…怖いぃー!!…―
遠くから聞こえる悲鳴に、三人は固まった
「……Oh,俺の、聞き間違い…じゃなさそうだな」
「……生憎俺も聞こえた…てかこの声…」
『千鶴っ!?平助っ!?』
三人の表情が強張り、互いに顔を見合わせた
そして悲鳴のあった方へと、駆け出した
***
「…頼むから、泣き止んでくれ…」
「「うわぁーん、怖いよ〜!!」」
「…はぁ…」
一方、千鶴・平助・小十郎組
そこでは、どこか見た覚えのある風景が起きていた
泣きじゃくる二人に、小十郎は深い溜息を漏らす
『千鶴!平助!』
そこへ青葉が、息を切らせて駆け付けた
「「「鈴々音姉!!/鈴々音様!?」」
三人が同時に声を上げる
青葉は目の前の光景を見ると、溜息を漏らした
『……どういう状況か、大体分かったわ……』
「…鈴々音、居たか!?」
すると土方が、彼女の背後から駆け付けた
『うん、やっぱ居たわ』
「「土方さんっ!!」」
「Oh,マジで居たぜ…」
ゆったりとした歩みで、政宗が合流した
「政宗様、この者達をご存知で?」
小十郎の問いに、駆け付けた三人は溜息を漏らした
『(…説明、面倒…)』
mae tugi
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