(3/10)

政宗の問い掛けに、青葉は苦笑しながら答えた

そのまま政宗は視線を彼女から、土方へと移す



「…トシもか…Ghostじゃねぇよな?」

『んな訳あるか、馬鹿兄貴。ありゃ兄貴しか出来んわ』



苦笑い気味に問う政宗を、彼女は一刀両断

実体がない政宗が、新選組屯所に来た記憶は新しい
(キリバン、来訪!?参照)



「…悪かったな。とにかく、移動するぜ」

『だね…トシ、トシ!』



気を失っている土方を、彼女は揺さぶる



「…うっ…」

『気付いた?』

「…鈴々音……?」



今だ意識が朦朧とする土方だが、周囲を見渡して目を見開た



「よぉ」

「………は?政宗?」



土方は眼前にそびえ立つ青葉城と、政宗を交互に見る



『…また、来ちゃったみたい』

「嘘、だろう…」



頭を抱える彼に、青葉と政宗は苦笑



「とにかくだ、移動すんぞ。他の連中に見られたら厄介だ」

「だな……悪ぃ政宗、また世話になる」



眉間に皺を寄せる土方に、政宗は笑みを漏らした



「Never mind.気にすんな!」



mae tugi





×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -