政宗の問い掛けに、青葉は苦笑しながら答えた
そのまま政宗は視線を彼女から、土方へと移す
「…トシもか…Ghostじゃねぇよな?」
『んな訳あるか、馬鹿兄貴。ありゃ兄貴しか出来んわ』
苦笑い気味に問う政宗を、彼女は一刀両断
実体がない政宗が、新選組屯所に来た記憶は新しい
(キリバン、来訪!?参照)
「…悪かったな。とにかく、移動するぜ」
『だね…トシ、トシ!』
気を失っている土方を、彼女は揺さぶる
「…うっ…」
『気付いた?』
「…鈴々音……?」
今だ意識が朦朧とする土方だが、周囲を見渡して目を見開た
「よぉ」
「………は?政宗?」
土方は眼前にそびえ立つ青葉城と、政宗を交互に見る
『…また、来ちゃったみたい』
「嘘、だろう…」
頭を抱える彼に、青葉と政宗は苦笑
「とにかくだ、移動すんぞ。他の連中に見られたら厄介だ」
「だな……悪ぃ政宗、また世話になる」
眉間に皺を寄せる土方に、政宗は笑みを漏らした
「Never mind.気にすんな!」
mae tugi
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