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『…………はい?』



青葉は目を瞬きながら、周囲を見渡した

彼女の側には意識を失い、倒れている土方の姿がある



そして…眼前にそびえ立つのは…



『…青葉城…』



そう


今いる場所は…奥州・青葉城の中庭

これには彼女も頭を悩ませた



『…またか、またなのか…』



お気付きの皆様もいらっしゃるだろう

以前青葉と土方は、【こちら】へ来た経験がある
(キリバン・逢魔が時 参照)


『…し、しかし…何でまた?』



彼女が頭を悩ませていた時――



「鈴々音っ!?」



自身を呼ぶ声に、振り向く青葉

その先には―――



『あ、政兄』



彼女の義兄・政宗の姿があった



「………また、か?」

『みたい』



mae tugi





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