『どんなんだ、って言われてもなぁ…』
「戦国武将が同世代なんだろ?すっげぇ興味あんだよ!」
まるで子供の様に、目を輝かせる新八
青葉は渋い表情を浮かべるが、突き刺さる視線に気付いて振り向いた
『…ってお前らもか!』
近藤を始めとした幹部一同、千鶴までもが、期待の眼差しで彼女を見ていたのだ
『…分かったよ。じゃ、山南さんと平助呼んで来い』
「…何でよ?」
彼女の言葉に、皆が首を傾げる
が。土方だけが、眉間に皺を寄せた
「どうせ、お前の事だ。面倒臭いんだろ?」
『ご明答、流石トシ』
***
そんな訳で、山南と平助召集
山南は反対する、と思いきや――
「実は興味があったのですよ」
「俺も、俺も!」
案外話を聞きたかったらしく、すぐ広間に来た
『…全く、物好きな…』
「まぁまぁ、隊長」
「……話位なら…」
溜息を漏らす青葉に、佐助と小太郎が宥める
彼らも戦国出身なので、この場に居合わせているのだ
『…とりあえず、伊達軍から始めっか』
青葉による、戦国講座開始
mae tugi
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