28ーlane

「サータはダブルバトルとか、ダックバトルしないの?」

『……………は?』



とある日
妹であるアータから、何気なく出た言葉に硬直

あぁ…そういやコイツの前じゃ、バトルしてねぇな



『いや。出来ない事もない』

「あ。そなの?」

「アータ様、サータは整備士長の仕事も抱えていらっしゃるでしょう?」



聞き覚えのある声が、突然降ってくる。振り向いた先には、丁度部屋に入ってくるノボリの姿

ん?ノボリだけ?



『クダリはどーした?』

「ダブルで少々」

『へぇ…』



アイツが手こずる挑戦者が現れるとはねぇ…

今頃内心、嬉々としてるな絶対



「それよりノボリさん!どういう意味?」

『……おい』



前に説明しただろー
全くこのお嬢様には、ある意味で脱帽するわ

あぁ、ほれ見ろ。ノボリも苦笑いしてやがるぞ



「サータは確かにダブル・ダックの腕前も確かでございます。されどお忘れでしょうか?サータは整備士長との掛け持ちでございます」

「…………あ」



コラ、待てや
何だ今の間は?お前忘れてただろ!?



「サータの負担軽減の為、敢えてシングル専門なのでございます。イベントで稀にですが、ダブルやダックへ回る事もございますが」

『それでも稀にな』



じゃねーと俺の身体がもたん

今でさえ今の現状維持で、一杯一杯だからな
…まぁ後の祭りなのだから、文句は言えまい



「そっかー…」

『つかよ。いきなりどうした?』

「ん?サータとノボリさんが組んだら、最強なんじゃないかな〜て」

『「…………』」



ま、噂もある位だし
つかアータ、お前噂聞いたクチだな…

ん?イベント?



『なぁノボリ。次のイベントに使えねぇか?』

「サータもそう思いましたか!私も丁度同じ事を考えておりました」

「へ?」



前回のイベントから、時間はかなり進んでいる。ここらでまた新しいイベントを組み込んでも、恐らく大丈夫だろう

何をしようかネタに苦しんでたが、まさかこんな近くから頂けるとは…



『サンキューな、アータ』

「へ?あ、うん…どう、いたしまして?」



イベントプランナー


『さぁ始めるぜ!時間無制限、ダッグバトル!』
「こちらが指定した駅員達をダックバトルで全員倒して頂けると、私達サブウェイマスターとのバトル権限が!」
「順番は君達の自由!ただしルールは守ってね?」
『全員に勝てたら、俺達三人から二人指名可能だ。勿論賞品も用意してある、こぞって参加しな!』
「「『バトルスタート!」」』

「………ナルホド」



***
当サイトギアステのイベント企画・発案・広報は夢主が、イベント進行関連は双子が担当

頻繁に開催してます、顧客確保の為に(笑)


12.07.30.

[]




×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -