「サータはダブルバトルとか、ダックバトルしないの?」
『……………は?』
とある日
妹であるアータから、何気なく出た言葉に硬直
あぁ…そういやコイツの前じゃ、バトルしてねぇな
『いや。出来ない事もない』
「あ。そなの?」
「アータ様、サータは整備士長の仕事も抱えていらっしゃるでしょう?」
聞き覚えのある声が、突然降ってくる。振り向いた先には、丁度部屋に入ってくるノボリの姿
ん?ノボリだけ?
『クダリはどーした?』
「ダブルで少々」
『へぇ…』
アイツが手こずる挑戦者が現れるとはねぇ…
今頃内心、嬉々としてるな絶対
「それよりノボリさん!どういう意味?」
『……おい』
前に説明しただろー
全くこのお嬢様には、ある意味で脱帽するわ
あぁ、ほれ見ろ。ノボリも苦笑いしてやがるぞ
「サータは確かにダブル・ダックの腕前も確かでございます。されどお忘れでしょうか?サータは整備士長との掛け持ちでございます」
「…………あ」
コラ、待てや
何だ今の間は?お前忘れてただろ!?
「サータの負担軽減の為、敢えてシングル専門なのでございます。イベントで稀にですが、ダブルやダックへ回る事もございますが」
『それでも稀にな』
じゃねーと俺の身体がもたん
今でさえ今の現状維持で、一杯一杯だからな
…まぁ後の祭りなのだから、文句は言えまい
「そっかー…」
『つかよ。いきなりどうした?』
「ん?サータとノボリさんが組んだら、最強なんじゃないかな〜て」
『「…………』」
ま、噂もある位だし
つかアータ、お前噂聞いたクチだな…
ん?イベント?
『なぁノボリ。次のイベントに使えねぇか?』
「サータもそう思いましたか!私も丁度同じ事を考えておりました」
「へ?」
前回のイベントから、時間はかなり進んでいる。ここらでまた新しいイベントを組み込んでも、恐らく大丈夫だろう
何をしようかネタに苦しんでたが、まさかこんな近くから頂けるとは…
『サンキューな、アータ』
「へ?あ、うん…どう、いたしまして?」
イベントプランナー
『さぁ始めるぜ!時間無制限、ダッグバトル!』
「こちらが指定した駅員達をダックバトルで全員倒して頂けると、私達サブウェイマスターとのバトル権限が!」
「順番は君達の自由!ただしルールは守ってね?」
『全員に勝てたら、俺達三人から二人指名可能だ。勿論賞品も用意してある、こぞって参加しな!』
「「『バトルスタート!」」』
「………ナルホド」
***
当サイトギアステのイベント企画・発案・広報は夢主が、イベント進行関連は双子が担当
頻繁に開催してます、顧客確保の為に(笑)
12.07.30.
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