「サーター、しつもーん!」
『あ?』
「サータの五体目と六体目の手持ちポケモン、なに?」
クダリからの問いかけに、ふと俺は思考に浸る
確か俺の手持ちで、コイツらに見せたのは……ルカリオ、ピカ、ピジョット、リザードン…ホントだ
「私も気になるなぁ」
「アータ様もでございますか?」
「うん。五体目は知ってるけど、六体目は教えてくれないの」
言えるか、バーロ
五体目は家ん中に出せねぇつー理由だが、六体目は違う
彼の存在は別の意味合いを持つから
『ま、いずれな』
「ずるーい!いつもそうやって!!」
「クダリ!お止めなさいまし!!」
悪ぃな、クダリ
五体目はともかく、六体目はお前らに見せられねぇんだよ
今の生活が、無くなっちまうからな
『…………なぁ』
小さくそう呟くと、腰に着けていた六体目のボールがカタリと揺れた
まるで俺を励ますかの様に
『クダリ。悔しかったら、俺とのバトルに勝て』
コイツは時間さえありゃ、俺にバトルを挑んでくる
………今の所、63戦63勝0敗で俺が圧倒的勝利してるがな
「みてろー!!」
ムキになるクダリを見て、ノボリとアータが溜め息を漏らしたのは言うまでもない
「「……はぁ」」
姿見ぬ者達
((本当姉弟みたい/でございます))
(…お前ら。人の事、言えねぇぞ…)
手持ち2体については追々…
11.12.27.
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