23ーlane

「サーター、しつもーん!」

『あ?』

「サータの五体目と六体目の手持ちポケモン、なに?」



クダリからの問いかけに、ふと俺は思考に浸る

確か俺の手持ちで、コイツらに見せたのは……ルカリオ、ピカ、ピジョット、リザードン…ホントだ



「私も気になるなぁ」

「アータ様もでございますか?」

「うん。五体目は知ってるけど、六体目は教えてくれないの」



言えるか、バーロ
五体目は家ん中に出せねぇつー理由だが、六体目は違う


彼の存在は別の意味合いを持つから



『ま、いずれな』

「ずるーい!いつもそうやって!!」

「クダリ!お止めなさいまし!!」



悪ぃな、クダリ
五体目はともかく、六体目はお前らに見せられねぇんだよ

今の生活が、無くなっちまうからな



『…………なぁ』



小さくそう呟くと、腰に着けていた六体目のボールがカタリと揺れた

まるで俺を励ますかの様に



『クダリ。悔しかったら、俺とのバトルに勝て』



コイツは時間さえありゃ、俺にバトルを挑んでくる

………今の所、63戦63勝0敗で俺が圧倒的勝利してるがな



「みてろー!!」



ムキになるクダリを見て、ノボリとアータが溜め息を漏らしたのは言うまでもない



「「……はぁ」」



姿見ぬ者達

((本当姉弟みたい/でございます))

(…お前ら。人の事、言えねぇぞ…)


手持ち2体については追々…

11.12.27.

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