extra

extra/番外編

そういえば…私とサータがお付き合いしているというお話は、一体どうなったのでしょうか?



「え?なに言ってんの、ノボリ。二人が付き合ってるの、みーんな本当の事だって思ってるよ」

「……は?」

「だって二人共、あれからその話を撤回しなかったでしょ?」



た、確かにクダリの言う通り、私達はあれからそのままにしてしまいましたが

こればかりは、不可抗力でございます!



「い、今からでも遅くありません!誤解を解かなくては!!」

「え、なんで?」



ク、クダリ?



「誤解とかなくていーじゃん」



貴方今、何と仰いました?



「ですが!それではサータにご迷惑をお陰します!!」

「ていうかさ。このままにしとけばノボリ、これから女の人に言い寄られないよ?」

「っ!?」



そ、それはそうですが…

私は女性の方への接し方が……情けない事に、下手でございます


仕事として接するのには問題無いのですが…



「サータも多分、このままにするんじゃない?サータもたまに、男の人に言い寄られてるから」

「そう、なので…ございますか?」



その様な事は、初耳でございます

……何故でしょう?胸が痛くなりました



「サータ、黙ってればキレーだし」

「…クダリ。それは思っても、言葉にしてはいけません。サータに聞かれたら…」

『俺が、何だって?』



…………………………………



「「サータっ!?」」

『ノボリ。クダリ少し借りるぞ』

「へ?」



口は災いの元、を体現しておりますね…



「ノ、ノボリ!?助けて〜!!」



サータに襟元を捕まれ、クダリは情けなく引き摺られて行きます

さて、私は書類を片付けましょうか



「少しは反省しなさいまし」



その後のウワサ


(サータ〜ごめんなさいぃ〜許してぇ〜)
(つべこべ言わず、整備やれ)
((こわっ!えがおがこわっ!!…まぁでも。これで二人が本当に付き合ったら面白いよね〜))


***
afterーwards、数日前

恋愛に関しては、弟が上手。逆に兄は奥手てニブイって話


11.11.10.書き下ろし


mae tugi


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