『そもそも。その二つ名はテメェらみてぇな連中が呼び出したんだ、俺自身が名乗った訳じゃねぇ』
最初に呼び出したのは一体誰だか、いつの間にか定着しやがって。コッチは傍迷惑だっつの
「何故…女帝が…」
『普通の暮らしがしたかっただけだ。平穏に生きてぇんだよ、俺は』
つかテメェらみてぇな連中のお陰で、俺の人生計画オジャンだ。日々平穏がモットーなのによ
お、そろそろ来る時間だ
『後はジュンサーさんと、ゆっくりお話しろや』
「プラズマ団!観念しなさいっ!!」
そこへ登場したのが、我らがライモンシティのジュンサーさん達
時間ピッタリ、事前に連絡入れて正解だったな
『ナイスタイミング、ジュンサーさん。後はお任せます』
「はっ!ご協力感謝!!」
やめてくれー
俺はんな大層な事してねぇ、仕事が増えるのが嫌だっただけだ
『………さて』
被害の確認すっか
バトルの被害はさして無い筈だ、出さない様に瞬殺したからな
【マスター!】
『ルカリオ』
【レーンと列車の確認、終了しました】
『早ぇなおい』
ルカリオは俺の手持ちで、唯一整備士の仕事が出来るすげぇヤツ
と言うのも、俺の作業を見て覚えちまったらしい。今では俺達整備士達の立派な、仲間の一人だ
さてはて。ルカリオが調べてくれた情報に目を通すか…………えぇ?
『……ノボリ、クダリ。これ見ろ』
「「これは…/ありゃ…」」
ルカリオが持ってきた情報に、俺達は表情を顰める
確かにレーンも列車も問題ねぇ…ただ他が問題で、この分だと運行に支障きたすのは確実…
俺とノボリ、クダリは顔を見合わせると大きく頷き、乗客に向き直った
「皆様、大変御迷惑をお掛け致します。本日ギアステーションは、これより運休とさせて頂きます」
「列車の安全確認したいんだ、ご協力お願いしま〜す!」
ざわつくホーム、無理もねぇ
『本日運休とさせて頂くのは、皆様の安全を第一に考えた故にございます。何卒ご理解ご協力を、お願い致します』
ざわめき合うホーム内で、何処まで伝えられるか…
すると駅員の一人がマイクを持ってきてくれた、助かる!
『"運行再開は明日始発からを予定しておりますので、ご安心下さい。本日ですが、ステーション前に各ホーム行きのバスが到着しております。係員に従い、各自の行き先のバスをご利用なさって下さい。またこちらの運賃は無料とさせて頂きます"』
こっちの不手際なのに、運賃を貰える筈がねぇ
ノボリとクダリ、二人と顔を見合わせ、再び声を張り上げた
「「『本日もギアステーションをご利用頂き、誠にありがとうございます!」」』
誇り高き女性
(…いつの間に手配を…)
(来る前市長に掛け合っておいた)
(流石、サータ!)
>そろそろ締めが近い
11.10.17.エムブロ記載
11.11.05.一部追加編集・記載
mae tugi
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