17ーlane


『そもそも。その二つ名はテメェらみてぇな連中が呼び出したんだ、俺自身が名乗った訳じゃねぇ』



最初に呼び出したのは一体誰だか、いつの間にか定着しやがって。コッチは傍迷惑だっつの



「何故…女帝が…」

『普通の暮らしがしたかっただけだ。平穏に生きてぇんだよ、俺は』



つかテメェらみてぇな連中のお陰で、俺の人生計画オジャンだ。日々平穏がモットーなのによ

お、そろそろ来る時間だ



『後はジュンサーさんと、ゆっくりお話しろや』

「プラズマ団!観念しなさいっ!!」



そこへ登場したのが、我らがライモンシティのジュンサーさん達

時間ピッタリ、事前に連絡入れて正解だったな



『ナイスタイミング、ジュンサーさん。後はお任せます』

「はっ!ご協力感謝!!」



やめてくれー
俺はんな大層な事してねぇ、仕事が増えるのが嫌だっただけだ



『………さて』



被害の確認すっか
バトルの被害はさして無い筈だ、出さない様に瞬殺したからな



【マスター!】

『ルカリオ』

【レーンと列車の確認、終了しました】

『早ぇなおい』



ルカリオは俺の手持ちで、唯一整備士の仕事が出来るすげぇヤツ

と言うのも、俺の作業を見て覚えちまったらしい。今では俺達整備士達の立派な、仲間の一人だ


さてはて。ルカリオが調べてくれた情報に目を通すか…………えぇ?



『……ノボリ、クダリ。これ見ろ』

「「これは…/ありゃ…」」



ルカリオが持ってきた情報に、俺達は表情を顰める

確かにレーンも列車も問題ねぇ…ただ他が問題で、この分だと運行に支障きたすのは確実…


俺とノボリ、クダリは顔を見合わせると大きく頷き、乗客に向き直った



「皆様、大変御迷惑をお掛け致します。本日ギアステーションは、これより運休とさせて頂きます」

「列車の安全確認したいんだ、ご協力お願いしま〜す!」



ざわつくホーム、無理もねぇ



『本日運休とさせて頂くのは、皆様の安全を第一に考えた故にございます。何卒ご理解ご協力を、お願い致します』



ざわめき合うホーム内で、何処まで伝えられるか…

すると駅員の一人がマイクを持ってきてくれた、助かる!



『"運行再開は明日始発からを予定しておりますので、ご安心下さい。本日ですが、ステーション前に各ホーム行きのバスが到着しております。係員に従い、各自の行き先のバスをご利用なさって下さい。またこちらの運賃は無料とさせて頂きます"』



こっちの不手際なのに、運賃を貰える筈がねぇ

ノボリとクダリ、二人と顔を見合わせ、再び声を張り上げた



「「『本日もギアステーションをご利用頂き、誠にありがとうございます!」」』



誇り高き女性

(…いつの間に手配を…)
(来る前市長に掛け合っておいた)
(流石、サータ!)


>そろそろ締めが近い


11.10.17.エムブロ記載
11.11.05.一部追加編集・記載


mae tugi


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