14ーlane


『つかなんだ、その格好は?マッチ棒?まだアクアやマグマ達の方が、センス良かったわ』



突然現れたサータ様
確か彼女は本日、お休みの筈では?

いやそもそも。なぜここに、いらっしゃるのでございますか?



「なんだとっ!?」

『ココでテメェらに問題起こされっと、色々困るし面倒なんだよ。失せろ、消えろ、消滅しやがれ』

「最後のは無理だろっ!?」



……全くでございます



「ひ、人質いるのが見えないのかっ!?」

『あぁ、忘れてた。ピカチュウ、でんじは』



すると私達を囲む様に、でんじはが発生いたしました

これは一体…



「なっ!?」

『人質は使えねぇ…さぁて、どうする?』



ニヤリと笑むサータ様のお顔は、どこか黒く…私達を救いに来た、正義の味方とは程遠いものでした



「…なんか…悪役、逆みたい…」

「私も同感でございます」



どうやらクダリも、同じ事を思っていた様です。しかし…いくら何でも無謀過ぎます



『とっとと寝ちまいな!』



不敵に笑まれたサータ様は、どこか頼もしく感じ。そして同時に、私の鼓動が強く跳ね上がりました

……私、病気か何かでしょうか?



『ピカチュウ、でんじは最大出力!ピジョット、かぜおこし!』



突然私の足元から、可愛らしい鳴き声が響きました。視線を下へと向けるとイッシュでは珍しい、ピカチュウのお姿が



「わ!ピカチュウだ!!」

「サータ様のお手持ちでしょう」



視線を上げるとプラズマ団に滑降して向かう、凛々しいピジョット

そしてサータ様がなんと、プラズマ団の構成員を殴ってるではありませんか!!



「なっ…!?」



な、何をなさっておられるのですかっ!?貴女は仮にも女性でしょう!?



『弱いっ!まだマグマ連中のが手応えがあったぜ!!』



プラズマ団の構成員達を軽く捻る様に、次々とサータ様は倒して行きます

素早く、豪快に、ですが我々に被害が及ばない様に



「…ぼく…サータのこと、もうおこらせない…」

「それが賢明でございます」



ポツリと隣でクダリは、顔色を悪くしながら呟きました

………まぁ私にも言える事でございますが


サータ様は瞬く間に、構成員を倒してしまいました…お、お強いでございます

しかし彼等はまだ…おや?


彼女は…何故?何故貴女がそこにいらっしゃるのですか?



『やはり、な』



目を細め、サータ様は鋭い眼光で彼女を睨み付けました


彼女は…私に付きまとっていた方…?

なぜ、プラズマ団にの制服を…?



『情報収集の為に、ノボリに近付いたか』



真実

(あら、バレちゃった?)
(こーの女狐め)


>わかりやすい展開…夢主は喧嘩強いです


11.10.14.エムブロ記載
11.10.30.一部追加編集


mae tugi


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