『つかなんだ、その格好は?マッチ棒?まだアクアやマグマ達の方が、センス良かったわ』
突然現れたサータ様
確か彼女は本日、お休みの筈では?
いやそもそも。なぜここに、いらっしゃるのでございますか?
「なんだとっ!?」
『ココでテメェらに問題起こされっと、色々困るし面倒なんだよ。失せろ、消えろ、消滅しやがれ』
「最後のは無理だろっ!?」
……全くでございます
「ひ、人質いるのが見えないのかっ!?」
『あぁ、忘れてた。ピカチュウ、でんじは』
すると私達を囲む様に、でんじはが発生いたしました
これは一体…
「なっ!?」
『人質は使えねぇ…さぁて、どうする?』
ニヤリと笑むサータ様のお顔は、どこか黒く…私達を救いに来た、正義の味方とは程遠いものでした
「…なんか…悪役、逆みたい…」
「私も同感でございます」
どうやらクダリも、同じ事を思っていた様です。しかし…いくら何でも無謀過ぎます
『とっとと寝ちまいな!』
不敵に笑まれたサータ様は、どこか頼もしく感じ。そして同時に、私の鼓動が強く跳ね上がりました
……私、病気か何かでしょうか?
『ピカチュウ、でんじは最大出力!ピジョット、かぜおこし!』
突然私の足元から、可愛らしい鳴き声が響きました。視線を下へと向けるとイッシュでは珍しい、ピカチュウのお姿が
「わ!ピカチュウだ!!」
「サータ様のお手持ちでしょう」
視線を上げるとプラズマ団に滑降して向かう、凛々しいピジョット
そしてサータ様がなんと、プラズマ団の構成員を殴ってるではありませんか!!
「なっ…!?」
な、何をなさっておられるのですかっ!?貴女は仮にも女性でしょう!?
『弱いっ!まだマグマ連中のが手応えがあったぜ!!』
プラズマ団の構成員達を軽く捻る様に、次々とサータ様は倒して行きます
素早く、豪快に、ですが我々に被害が及ばない様に
「…ぼく…サータのこと、もうおこらせない…」
「それが賢明でございます」
ポツリと隣でクダリは、顔色を悪くしながら呟きました
………まぁ私にも言える事でございますが
サータ様は瞬く間に、構成員を倒してしまいました…お、お強いでございます
しかし彼等はまだ…おや?
彼女は…何故?何故貴女がそこにいらっしゃるのですか?
『やはり、な』
目を細め、サータ様は鋭い眼光で彼女を睨み付けました
彼女は…私に付きまとっていた方…?
なぜ、プラズマ団にの制服を…?
『情報収集の為に、ノボリに近付いたか』
真実
(あら、バレちゃった?)
(こーの女狐め)
>わかりやすい展開…夢主は喧嘩強いです
11.10.14.エムブロ記載
11.10.30.一部追加編集
mae tugi
←