勘弁、してくれ…


単刀直入に言う

俺は幽霊の存在なんぞ、信じてねぇ


どっかの引きこもり探偵は、有り得ないと即答するだろう

どっかの博打好きで喧嘩好きな野郎は、笑い飛ばすだろう

どっかの女たらしで貢がせてる野郎は、嘘だと笑うだけだろう

どっかの軍隊マニアは、興味深いだとかほざくだろう

どっかの義兄弟の盃を交わした義弟は、俺の精神を心配するだろう



だが………実質的問題、いんだよ。幽霊が



「…有り得ねぇだろ…」



それは俗に背後霊と、分類されるヤツ

どこをどう間違えたら、こうなるんだ?



「勘弁、してくれ…」



(…俺の日常を返せ)

11.09.08.
11.09.19.移転

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