『………は?』
情報交換した日から数日後
恭弥からの爆弾発言に、俺は固まった
「各関係者が一堂に集まる、ボンゴレの総会があるんだ。勿論翠は留守番ね」
『否。俺が驚いたのは、そこじゃねーよ』
そう。俺が驚いたのはソレじゃない、その次の台詞だ
「あぁ…君を本部警備総責任者にするって事?」
『何で俺なんだよっ!?期間限定だけどさっ!?』
そうなんだ。恭弥が言い出したのは
俺を総会の期間だけ、本部の警備総責任者に就任させる事
てか何で俺なんだ?哲でも良いじゃねぇか
「哲にさせようかと、僕も最初は思ったんだけどね…でも修羅場を潜った数は、君の方が上だろ?」
『……まぁな』
確かに恭弥の言い分は理解出来る
修羅場を数多く潜ってる、と言う事は…仮に非常事態が起きても、冷静な対処が出来ると言う事
口にしてはないが。恐らく恭弥は、俺の戦闘能力も見越しての配役だろう
それに哲はどちらかっうと、補佐役が性に合う感じだ
「因みに。表向き哲が、警備総責任者になってるから」
『は?』
「君、目立つ行動出来ないでしょ?」
『あぁ…』
唯の一件で俺は、恭弥達を除く幹部達から、異様な視線で見られていた
まぁ多分、ヴァリアーから無事帰還した理由からだろう
……他の理由もありそうだけど、な
「総会には幹部全員が、出席しなければいけない…本部を頼んだよ」
『応よ、任せておけ!』
託された重役
>さぁて…大変だぞぉ…
>(何事もなければ良いけど…)
12.03.01.