ヴァリアー応援から数日

俺は漸く…漸く…本部に戻って来れた


……色々あったなぁ……



――俺が元々【こちら側】の人間だったり

ありゃ本気で驚いたね…しかもボンゴレ関係者だし



――死ぬ気の炎に覚醒したり

綱吉と同じ属性っーのは意外だった…



――\世の養子になったり

俺みたいなヤツが養子になって良いものか、かなり戸惑ったが…



――ザンザスが義兄になったり

俺に兄貴が出来るとは…いやザンザス嫌いじゃないからいーけど



――ヴァリアーの皆が仲間として認めてくれたり

吃驚したなぁ…でも、嬉しかった…


……うん。色々有り過ぎた

有り過ぎて、ある意味頭が痛い…



本部に戻ったら、またあの生活に戻る

気掛かりなのが、唯の事だ


マーモンの情報だと

初めはあんな性格ではなく、ある時を境にあぁなったらしい


では何故、ああなったのか?


何か違和感を感じる

…例え様の無い違和感を



あー駄目だ、考えただけで面倒臭ぇ

恭弥達の情報を聞かない事には、下手に動けないしな



『……久々……』



本部の屋敷を見上げて、改めて戻ってこれたんだと実感する


そういや五日以上空けてたからなぁ、そら久々と思うか

ヴァリアーの生活が色濃過ぎだから、尚の事



視線を移すと、門の前に一つの人影があった


―――それは見慣れたアイツの姿



「お帰り」



珍しく穏やかで深い笑みを讃えて、出迎えてくれてるソイツ

俺は無性に擽ったい気分を覚えた


アイツがあんなに笑んでるの、本当に珍しくねっ!?


ついつい、俺の表情にも笑みが零れる



『……只今、恭弥』




帰還



>…どした、恭弥?顔赤いぜ?
>……何でもないよ……
(っー!!翠が可愛いなんて僕は、断じて思ってないっ!!)

11.12.12.




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