『…てな訳なんだけど?』

≪…何それ?調べ直し?面倒臭いんだけど?≫



その夜。恭弥に報告したら案の定、呆れられた

…俺だって面倒臭ぇよ…



≪…仕方ないね…鉄に改めて調べ直す様、言っておくよ≫

『頼むわ…っーか、恭弥知らなかったのか?』



俺が来る前の唯を、恭弥は知っている筈なんだがなぁ?



≪僕は餓鬼に興味ない≫

『言い切ったよっ!!』



…恭弥らしい答えだ…

まぁ俺も興味ねぇけど



『兎に角、明日本部に戻る』

≪…早く帰って来てよ…≫

『ん?……何かあったか?』



妙に恭弥の声色が疲れている様な?



≪…我が物顔で本部に居座って、我が儘言い放題だよ…あの女≫

『……うわっ…』

≪ねぇ…あの女、
もう噛み殺して良い?≫

『巫山戯るなっ!!俺の楽しみを奪わうんじゃねぇっ!!』




唯の事でかなりイラついているなー

けど…俺の楽しみを取るんじゃねぇよ!


姫さんの化けの皮を、全員の前で剥がすのが何よりの楽しみなんだぜ?



≪ちっ…仕方ないね…≫

『…恭弥…舌打ちしたの、聞こえてるからな』



ったく、コイツは…



『そうそ。ヴァリアーがこちら側になった』

≪は?本当かい?≫

『事情を知ってるのが、ザンザス・スクアーロ・ルッスーリア・マーモンの四人。他は事情知らんが、確実に味方だよ』

≪ワオ、凄いね!どんな手を使ったんだい?≫



電話越しで恭弥は、本気で驚いてる

…理由は分かってんだよな…



『あー、うん…多分…私が\世の養子になって、ザンザスの義妹になったからだろ』

≪………は?≫


『…あれ?言ってなかった?』

≪…全くもって初耳だけど?≫

『…最近【ボンゴレの姫】とか言われる始末だぜ…勘弁してくれ』

≪…良いんじゃない?≫

『止めてくれ!柄じゃねー!』



恭弥、からかってるだろ?

声色から丸分かりだぞ、てめぇ



≪君が本部に戻ったら、一回全員集まって情報交換しよう。翠の件も詳しく聞きたいしね≫

『…だな。召集頼むわ』

≪ん、任せて≫



応援出張inヴァリアー
五日目B



>…所で、何もないよね?
>ある訳ねーじゃん
>…だよね(安堵)
>…ザンザスがシスコン気味だがな…
>………え゙っ?

11.11.21.




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