只今ザンザスと何故か匣訓練中

んで俺は綱吉やザンザスと同じ、大空属性と判明



「その炎を匣に注入しろ」

『…この穴にリングをそのまま、差し込めば良いのか?』

「……あぁ(…何が出る)」



首を傾げつつ、俺は言われた通りに試してみた

すると匣から、眩い光が放たれる



『っ!』

<キィィッー!>



光と共に聞こえた、甲高い鳴き声

恐る恐る目を開くとそこには…



『た……鷹っ!?』



そこには紛れも無く、鷹がいた

だが体毛はオレンジがかった白色

口箸と脚は黒、瞳は澄んだ翠色をしていた



「…珍しいな…」



鷹を見て、目を細めたザンザスが呟く



『珍しい?』

「大空の匣で飛行系アニマルは滅多にない…そいつに名前を付けてやれ」

『…名前…』



鷹は俺と同じ目をしてんな…緑、か…



『決めた…【常盤】(ときわ)

「トキワ?」

『【朽ちる事の無い深緑】って意味。この子の目、俺と違って澄んだ翠色だから』



そう言うと何故かザンザスは、呆れた表情を浮かべた…何で?



「言い忘れてたが…それはボンゴレ匣の試作品だ」

『ボンゴレ匣…って雲雀の持ってるヤツ?』

「あぁ…威力は多少劣るが、ボンゴレ匣同様に形態変化…武器変化が可能だ」



俺はザンザスの言葉に、違和感を感じた


ボンゴレ匣の試作品だと?

…んな貴重な物を、俺みたいな他所者に渡して良いのか?



「やってみろ。形態変化(カンビオ・フォルマ)と言えば変わる」

『…形態変化(カンビオ・フォルマ)…』



すると常盤が再び甲高く鳴き、姿が見る間に変化していく

そして常盤の姿は消え、いつの間にか俺の両手にはグローブが存在していた



『…グローブ?』

「…!(あれは…T世とカスと同じ形状!?)」

『っ!』



途端に俺の体を、何か熱いモノが駆け巡る

例え様のない、熱い何か



『あ、あ、ぁぁ…』

「お、おいっ!?」

『ザ、ン…熱、い…身体、が…熱いっ…!』



これにザンザスも慌てたが、原因が分からず手を拱いていた



『ぅ…うぁあぁぁぁ!』


「翠っ!?」



そして…ザンザスが見たものは……



何時か彼が見た、T世と]世と同じ…


両の手と頭に死ぬ気の炎を燈した…


血に目覚めた、俺の姿だった



応援出張inヴァリアー
三日目A



>……これ、は……

>(…目覚めた、か)


11.10.15.




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