ヴァリアーの幹部との顔合わせが済むと、仕事内容説明に入る

これは家事全般を仕切っていた、ルッスーリアが説明してくれた



「…と、この位かしら?大丈夫?」

『ええ、大丈夫です。案内までして頂いてありがとうございます、ルッスーリア様』

「やだ、様なんて〜気軽にルッス姉って呼・ん・で!!」

『……善処シマス……』



この人、根は良い人っぽいんだよなぁ…いや此処は殺人部隊だから、それはないか


不意に、刺す様な視線を感じた



『っ!』

「どうしたの、翠ちゃん?」



振り向いた先には、何故かザンザスの姿が



『……ザンザス様?』

「あら本当…どうしたのかしら、珍しい」



俺を探る様なあの視線は…一体何だ?



ルッスーリアは任務があるので、俺は昼の準備に取り掛かった。時間が時間だし


今日はルッスーリアだけ昼間の任務が入っているらしい

仕事的には本部となんら変わりないので、そこは助かる



「ししっ、腹減った〜」

「ミーもですー!」



食堂で支度を進めていると、幹部のチビっ子sが駆け込んで来た

…フランはまだ良いが、ベルは俺よか年上じゃなかったか?



『食事の支度は出来ております、今用意します』

「ししっ、まずかったら切り刻むぜ?」

「先輩ー。食べる前にそんな話は止めて下さいー」



ベルの戯れ事はスルーして、二人の前に食事を並べる

挨拶も無しにがっつき始めた二人だったが…



「…ミーの嫌いなのが入ってますー」

「俺は王子だから、こんなのは口にしないのさ」



出るわ出るわ、好き嫌い…お前らな…

こいつらの好き嫌い、本部の連中以上に酷ぇな



「もーいらない、食いたくない」



………

ブチリ




「…先輩ー。今何か、聞こえませんでしたかー?」

「…お前も聞こえたのか?」



不思議そうにベルとフランは顔を見合わす



「何さ2人共。先に食べ始めちゃってさ、待てなかったのかい?」

「…情けない…」



そこへマーモンとレヴィが食堂に入った瞬間

スパスパーンッ!



「「ってぇ!/痛いですー!」」




小気味よい音と共に、ベルとフランの悲鳴が上がる

二人が振り向いた先には…恐らくすんげぇ形相になってる俺が立っていた
(般若の様です… by管理人)



『お残しは許しまへんで!』


「「……は、はい」」



応援出張inヴァリアー
初日A


>>>(((怖っ!)))
>何、それがアンタの素かい?
>へ?あ、……まぁ……
>そっちの方が似合ってる、そっちで通しなよ
>………はい?


11.10.06.





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