「翠…急で本当に申し訳ないんだけど、
ヴァリアーに応援に行ってくれないかな?勿論期間限定で」
「『……は?」』
ある日綱吉に呼ばれた俺と雲雀は、彼から爆弾発言を投下された
思わず俺と雲雀ハモったぞ
ちょ、待て?ヴァリアーって……ボンゴレの特殊暗殺部隊じゃなかったか?
一応俺、非戦闘員なんだが…
「ワオ…綱吉、とうとうボケたかい?翠は列記とした非戦闘員だよ?(何でヴァリアーなんかに…)」
『……ボス、一体どういった経緯で私なのですか?(何だか嫌な予感が…)』
すると眉間に皺を寄せ、綱吉が口を開く
「翠って、スクアーロと面識あったよね?」
『スク、アーロ?……あ、銀色の長髪の方ですか?』
「そ。スクアーロが翠の仕事っぷりを大層気に入ってね」
「ちょっと待ってよ、綱吉。まさかそれだけの理由?」
雲雀は不機嫌そうに上着の懐から、トンファーをちらつかせた
だが綱吉は首を横に振る
「1番の理由はね…
ザンザスが、メイドを全員クビにさせてさ。幹部のルッスーリアが悲鳴上げてるんだ」
「『……何やってんの/ですか!!」』
有り得ない事態に雲雀と俺は、真顔で突っ込んだ
てか何だよ、その理由っ!?
「そういう事でスクアーロとルッスーリアから、救援要請が来てるんだ。主に家事全般方面での」
『…それで私、と。獄寺様の許可は?』
「大丈夫、もう貰ってある」
「『((早っ!!))」』
綱吉の手の回す早さに、つい俺達は内心でハモる
『…期間限定、ですか』
ちらりと隣の雲雀を見やると、彼もまた眉間に皺を寄せていた
「……本当に危険は無いんだね?」
「うん、保証するよ」
『…雲雀様…』
「翠…身の危険を感じたら、すぐに帰ってくるんだよ」
『……はい!』
てな訳で…応援出張決定…
応援出張inヴァリアー
>翠…綱吉の前では余計な事、考えてないよね?
>してない、てか出来ない…
>…だよね…
>>((綱吉、心読むもんな…))
11.10.03.