とりあえず、雲雀と移動

あ。本人からちゃんと、呼び捨ての許可貰ったぞ


んで。よく分からない仕組みの籠に乗らされた…何で出来てんだコレ?


暫くするとバカでかい屋敷に着いて、ある一室に通された

しかも部屋が和風!畳だぁ!!



『あ、着替えてら』



部屋で待つ事、数分

雲雀が着流しに着替えてきやがった、いーなー



「……」

『しかも材質目茶苦茶良いじゃねーか、コレ。高いだろー』

「…ねぇ」

『ん?』

「話す気あるの?」



……………あ、いけね


やべ、雲雀に青筋立ってら



『悪ぃ悪ぃ』

「…全く」



へらと笑いながら謝ると、雲雀は嘆息を吐き出した

隣には変わった髪型の男が…あれ、あの髪型どっかで…


まぁ髪型はともかく、面構えから真面目そうだ



『……とりあえず、だ。俺が話せるだけの情報は話す、信じる信じないはお前らの勝手だからな?』



先に俺は念を押しておいた

これで多少は違う筈だ…多少



「…分かった、話して」



それに頷いた雲雀に、俺は口を開いた



『俺は生まれも育ちも、戦国乱世だ』


「………は?」



目を見開く雲雀

あ、隣の奴もア然としてやがる



『…今は戦国乱世、じゃねぇよな?』

「…君が仮に戦国乱世の人間として、生憎今は戦国乱世から約500年後の世界だよ」



雲雀の言葉に、俺は肩を落とす

だが俺は気付かなかった


雲雀の瞳が、怪しく光った事に…



噛み合わない事実


>……どうすっか……
>……(ふぅん…面白くなってきたね)
>……(恭さん、何か企んでますね…)







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