『…どちら様でしょうか?』
「……テメェこそ誰だぁ?俺はボンゴレに用事があるんだよ」
本部の入口を掃除していたら
銀髪ロン毛野郎が現れた
『アポイントはお取りでしょうか?』
「あ゙ぁ゙?んなの取ってねぇよっ!てかテメェ、誰だよ!」
ガラ悪ぃーな、おい
(翠さん、人の事は言えません by管理人)
…しゃーねぇなぁ…
『…私はボンゴレ本部にて、住み込みメイドをさせて頂いております。只今確認を取りますので、少々お待ち下さい』
「…メイド、だぁ?」
銀髪野郎が怪しげに見たが、どーでも良いか←え?
とにかく綱吉か、幹部の誰かに確認せんと…
「あれ?翠?」
綱吉の元へ向かう途中、小柄な少年と出会った
確か雷の守護者の…
『ランボ様?』
「どうしたの、そんなに慌てて?」
無垢な瞳を向け、小首をコテンと傾げるランボ
…たまにだが、こいつが守護者とは思えん…
『入口にアポイント無しでいらっしゃっている、お客様が…』
「アポ無し?どんな人?」
『銀色の長髪の男性です。目付きが鋭く、剣士の様ないで立ちで…』
「……あ、うん…関係者…」
どうやら思い当たる節があるらしく、ランボは眉間に皺を寄せた
『…ご存じで?』
「うん。ボンゴレの特殊部隊の幹部」
…あぁ、そういや鉄が言っていたな
暗殺特殊部隊が存在してるって
『ランボ様、面識がございますか?』
「ん?あるよ」
『申し訳ありません。お手間でしょうが、入口までお付き合いお願い出来ますか?』
「うん、良いよ!」
どうやら俺が頼みたい事を理解してくれた様だ、ランボは直ぐにニパッと無垢な笑みを浮かべた
…無垢過ぎて、俺は少々不安を覚えるぞ…
*****
「うぉ゙ぉ゙ぃ゙!何時まで待たせる気だぁ!?」
…入口で叫ぶな、入口で…
『大変お待たせ致しました』
「やっぱりスクアーロだ」
「あ゙ぁ゙!?…雷の餓鬼じゃねぇか」
ランボの姿を見たスクアーロは、微かに目を細めた
「お前らのボスに用事だ、通しやがれ」
「ん、案内するよ」
無垢な雷、荒々しい雨
>では私はこれで
>ありがとうね、翠
>おい、あいつは誰だ?
>翠?ウチのメイドさん
>……メイドだぁ?(隙がねぇメイドなんて聞いた事ねぇ…)
11.05.05.