それはある快晴の日――
「極限ー!」
中庭から意味不明な雄叫びが聞こえた…
『………これ、は』
不思議に思って中庭に来てみれば…何故か大惨事
中庭の木々は倒れ、庭はボコボコに荒れ放題
しかもその中央に誰か、仁王立ちしてる
そう言えば雲雀が以前…
《幹部の中に、暑苦しい奴がいるから気をつけてね》
《………は?》
《学生時代の名残が今だに残っててね…稀に中庭で暴れるから》
とか言っていたが…まさか?
「おぉ!?お前は翠ではないか!!」
『……こ、これは一体?』
「つい修業に夢中になってしまってなぁ」
カラカラと笑う了平
…笑・い・事・じ・ゃ・ね・ぇ!!
これを片付けんの、誰だと思っていやがる
マジで京子の兄貴かよ!?
「次からは気をつけようっ!」
『……オ願イシマス』
うわ、次も同じ事やりそう…
……仕事、増えた…
熱烈な、日輪
>そう言えば唯はどこだ!?
>唯様ならお部屋ですが?
>そ、そうか!
>……(唯、派か?)
11.05.05