さて。今日から祓魔塾へと通わねぇとな
事前に道化から、生徒資料を渡されてっから抜かり無し
…しかし…京都明陀宗の若い衆三人に、巫女の血統、フツマヤの娘さん…か
『今年は豊作かもな』
あ。雪男にバレねぇ様、気ぃつけねぇと。厄介だし…
■■■
――…祓魔塾
「本日より塾生となる、結城 刹さんです」
教卓を挟み、雪男から紹介を受ける
立派になったな…雪男。姉さんは嬉しいぞ…っといけね
『結城 刹です。皆さんより一つ年上になりますが、宜しくお願いします』
あぶね、あぶね。つい自分の世界に浸っちまった
ペコリと頭を下げると、室内から疎らな拍手が湧く
【祓魔塾】ではコレでいくか
「では結城さん、席に」
『はい』
薄く笑みで返し、教卓から燐の隣の席に進む
席に着いた途端、燐が人懐っこい笑みを浮かべてこちらを向く
…そうだ。昔っから、この子は人懐っこいんだった…
「俺、奥村 燐!宜しくな!!しえみ、お前も挨拶しろよ」
「も、杜山 しえみ、です!よ、宜しくお願いしますっ!!」
燐に促され、吃りながら挨拶するしえみ
…赤面症は相変わらず、か
『奥村君と杜山さんね。こちらこそ宜しくお願いね』
「俺の事は燐で良いぜ」
「わ、私も…しえみで…」
ワオ!まさか初対面で、呼び捨ての許可が出るとは
それはそれで助かったけど
『じゃ、お言葉に甘えて…燐と、しえみって呼んで良い?私の事も刹で良いから』
「「うんっ!!/あぁ!!」」
【大人しいお姉さんキャラ】は面倒だが、コレはコレで便利だな
しかし…気は抜けんな…
ファーストコンタクト
(燐と雪男としえみは完了。次は巫女と明陀衆三人か)
>時期的に原作4話後
11.09.04.
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