48:-9year U

んな訳で
入学しました、祓魔塾

そうそう。雪男は来年に祓魔塾へ入学するらしい


同期の可能性があったから、とりあえず一安心



『………しかし』



少ねぇ!マジ少ねぇ!!

ネイガウスさんから、今期の塾生は少ないとは聞いてたが…


俺を含めて三人って少な過ぎだろっ!?




「郷間、相変わらずちっこいなぁ」

『……柔造、テメェ』



黒髪の青年が俺の頭を撫で回す

……志摩 柔造。俺の同期だ


コイツは事ある事に、こうやって俺の頭を撫で回わす



「悪ぃ、悪ぃ。俺の末弟がお前位なんよ」

『餓鬼扱いすな』

「ほんま威勢良えなぁ」



コイツはぁ!人の話を聞いとんのかぁ!!

ったく……



「お。先生が来おるわ、席着こか」

『誰のせいだ、誰の』



確か次の授業は悪魔薬学だったな



「おーう、席付けぇ」



教室に入って来たのは、他でもない獅朗さん

彼は実は悪魔薬学一年生担当らしく、塾でソレを知った時はそりゃ吃驚したわ


ただ奥村兄弟の事もあるので、今は非常勤務体制らしい



「前回やった小テスト返すぞ、名前呼んだら取りにこいや」



因みに授業態度は、何時もこんな感じ

だが内容事態は分かりやすく、塾生達には人気だ



「よっしゃ!どや!」

『へぇ、柔造にしては良い点じゃんか』

「何やとぉ?」



見せられたテストの点数は92、これはかなり高得点



「郷間ー」

『はい』

「この意気で頑張れよ!
頑張ったな、刹

『はい
…ありがと、獅朗さん



獅朗さんからテストを受け取ると、ニヤリと笑いながら柔造に見せ付ける



「な!?ひゃ、百点やてぇ!?」

『残念だったな、柔造?』



わかき てんさいじ



(そんな渾名が付いたのは、すぐ後)
(……偽名にして、ある意味正解だったな)


>柔造さんと同期(捏造)
夢主は祓魔塾で偽名使用

12.07.22.

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