34:-11year W

「ハジメマシテ、アマイモンと言います。ヨロシクです」

『………………』



道化にいきなり呼び出されたら…

地の王と対面っておかしくね!?



「兄上。このコ、全く動きませんよ」

「驚いているんだ…全く…」



………スンマセン、逃げて良いですか?

絶対面倒事に巻き込まれる



「突然スミマセンね、刹」

『こうなった経緯をお聞きしたい』



是非とも聞きたいよ、こうなった理由をよ



「いえいえ。私の愛娘の事をアマイモンに言ったら、是非とも会いたいとね☆」

「兄上が夢中になる子供がどんな子かなと」



メフィストォォォッ!
てめぇ親バカも大概にしやがれっ!!仕舞いにゃ青焔魔にも吹き込むんじゃねぇか!?



「あ。父上も非常に興味を示していました」



………遅かった

まさか青焔魔にまで…



「素晴らしいです!刹!まさか父上にまで興味を持たれるとは☆」



胡散臭い笑みで言われても、全然嬉しかねぇよ

青焔魔、興味を持つんじゃねぇ。寧ろ迷惑だ



「兄上、このコを持ち帰って良いですか?」

「何を寝惚けた事を言っている、アマイモン」

「だって。最近このコの事が、虚無界でウワサになってるんですよ」



アマイモンの言葉に、俺と道化は凍り付く

………なん、だって?



「…アマイ、モン?一体、どういう事ですか?」

「誰も従える事の出来なかった、孤高の存在…堕天・ルシファー。このコはその彼と契約したみたいなんです」

「何ですってっ!?」

『………いらん事を』



ルーとの契約を知っているのは、ネイガウスさんと獅朗さんだけ

厄介な事になるから、道化には話をしていなかった



「刹っ!あ、あ、貴女…ルシファーと…」

『森で拾った』

「拾わないっ!!」


「兄上。持ち帰りは…」

「駄目に決まっているでしょうっ!!」



………暴走しとる

こりゃ暫くはこのまんまだ



「……貴女も苦労しますね」

『そう思うなら、火に油を注がないで下さい』

「……何となく、面白そうでつい。でも、もうしません」

『………お願いします』



あくまたちの うわさ



(青焔魔の俺への興味を、払拭して下さると助かるのですが)
(お菓子下されば、普通の子供だったと報告しますが?)
(……次の機会に用意します)



>地の王と対面
口調とキャラがイマイチ…

11.11.09.

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