「ハジメマシテ、アマイモンと言います。ヨロシクです」
『………………』
道化にいきなり呼び出されたら…
地の王と対面っておかしくね!?
「兄上。このコ、全く動きませんよ」
「驚いているんだ…全く…」
………スンマセン、逃げて良いですか?
絶対面倒事に巻き込まれる
「突然スミマセンね、刹」
『こうなった経緯をお聞きしたい』
是非とも聞きたいよ、こうなった理由をよ
「いえいえ。私の愛娘の事をアマイモンに言ったら、是非とも会いたいとね☆」
「兄上が夢中になる子供がどんな子かなと」
メフィストォォォッ!
てめぇ親バカも大概にしやがれっ!!仕舞いにゃ青焔魔にも吹き込むんじゃねぇか!?
「あ。父上も非常に興味を示していました」
………遅かった
まさか青焔魔にまで…
「素晴らしいです!刹!まさか父上にまで興味を持たれるとは☆」
胡散臭い笑みで言われても、全然嬉しかねぇよ
青焔魔、興味を持つんじゃねぇ。寧ろ迷惑だ
「兄上、このコを持ち帰って良いですか?」
「何を寝惚けた事を言っている、アマイモン」
「だって。最近このコの事が、虚無界でウワサになってるんですよ」
アマイモンの言葉に、俺と道化は凍り付く
………なん、だって?
「…アマイ、モン?一体、どういう事ですか?」
「誰も従える事の出来なかった、孤高の存在…堕天・ルシファー。このコはその彼と契約したみたいなんです」
「何ですってっ!?」
『………いらん事を』
ルーとの契約を知っているのは、ネイガウスさんと獅朗さんだけ
厄介な事になるから、道化には話をしていなかった
「刹っ!あ、あ、貴女…ルシファーと…」
『森で拾った』
「拾わないっ!!」
「兄上。持ち帰りは…」
「駄目に決まっているでしょうっ!!」
………暴走しとる
こりゃ暫くはこのまんまだ
「……貴女も苦労しますね」
『そう思うなら、火に油を注がないで下さい』
「……何となく、面白そうでつい。でも、もうしません」
『………お願いします』
あくまたちの うわさ
(青焔魔の俺への興味を、払拭して下さると助かるのですが)
(お菓子下されば、普通の子供だったと報告しますが?)
(……次の機会に用意します)
>地の王と対面
口調とキャラがイマイチ…
11.11.09.
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