29:見間違い、じゃ

『……お伺いして、宜しいでしょうか?』

「何だ?」



………可笑しいな、聞いてた話と違ぇぞ?



『…本日は候補生としての初任務、じゃなかったんですか?』



そう。本日は候補生としての初任務……の筈



『見間違い、じゃ…』

「………そんな訳なかろう」



だが…隣を向けは、気まずそうなネイガウスさん

周りを見渡すと…候補生の初任務、とは程遠い光景



「…フェレス卿のご指示だ」



ふっざけんな!あの道化野郎っ!!
俺の任務だけ何で別個にしやがるっ!?




「……仕方あるまい」



いや、確かにそりゃそうだけどさ!

だからってコレはないだろ!?



『…燐達に、何て言えば…』

「苦情はフェレス卿に言えっ!」



あぁ、反対してくれたんだ…でも無駄だったと…

人使い荒いヤツだよ!



『そのつもり!つかキリねぇんだけどっ!!』



つかまず可笑しいから!

任務がツーマンセルって可笑しいから!

俺達半端ねぇ悪魔に、囲まれてんですけど!?



「…………何を考えている…フェレス卿…」



只今、戦闘中


(……終わった…って、ネイガウスさんっ!?)
(……血、血が…)
(ぞ、増血剤!増血剤っ!!)


>貧血ネイガウスさん再び(苦笑)

11.10.22.

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