02:-13year T


『……どこだ、ここ?』



周囲を見渡しても、森森森

ついでに遠くにゃ見覚えのない、どデカイ建物

あれ城か、城なのか?



『…せいり、すっか』



さて、現状把握といこう


現在地、森の中

アノの森ではない事は確かだ…妙な気配がするが


何でこんな事になったか?

任務中だったよなー、俺

帰還する途中に、敵に遭遇して…


嗚呼、そうだ

連中の妙な術にハマっちまったんだ…しくじった…


んで…気付いたらココ、と…



『……だから、どこだよ』



ふと、ある事に気付く。何か妙な違和感を周囲から感じんだけど…

あ、あれ?

………

…………

………………


いや、いや、いや、まさかな〜。ありえねーよっ!!

脳裏に過った仮説を、全力で否定する。否定したいっ!!



『っ!!』



しまった、人の気配!?

思考に耽ってたからか、背後の気配に気付かなかった!!



「……貴様、何者だ」



背後から現れたのは、全身黒づくめで左目に眼帯を付けてる若めの男

てか腰に装備してんの、武器か?


あれ?そういや、何でこんなに舌足らずなんだ?



「答えろ、貴様は何者だ」

『まいご』

「…………はっ?」



かいこう



(…やっぱ『世界』が違うのか?面倒臭そう…)
(…怪しい…)


11.09.02.

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